2020年9月9日に、学芸出版社から『実践から学ぶ地方創生と地域金融』を共著者として江口が出版しました。
本書は、地域プロジェクトにおける地域金融機関の役割を主軸にまとめたものです。
人口減少、高齢化、過疎化、地場産業の衰退等、あらゆる地域の課題を解決しながら、持続可能な地域へとするためのスキームづくりが求められてきます。こうした地域課題の解決において、行政、民間企業だけでなく、金融機関も関わることによって、持続可能な都市や街が作られるスキームを構築することができます。
多くの人がイメージする「金融」から脱却し、今の時代にあった形での金融のあり方こそ、これからの地域プロジェクトを推進する大きな役割になれるはずです。そうした思いから本書は作られています。
内容は、全国各地の地域金融機関が関わる11の事例と、それに関連した「キーワード」や「コラム」をまとめています。コラムでは、ファンド、寄付といったテーマから、事業承継、エリマネ、インパクト投資、インバウンドとツーリズムといったものまで、幅広いトピックも盛り込んだものになっています。本編の事例だけじゃなく、「キーワード」解説や「コラム」も充実しています。
共著者には、日銀に勤務後、現在は、地域金融機関らに対するコンサルティングなどを行う金融経営研究所代表の山口省蔵さんとともに作り上げました。金融出身の方とともに、これからのまちづくりにおける「行政」「金融」「事業者」それぞれの役割のもと、地域プロジェクトを推進するための様々なスキームについて解説した内容になっています。
2020年9月
Publisher(出版元):学芸出版社
Co-author(共著者):山口省蔵(金融経営研究所)