2013年に逝去した、情報デザインの第一人者である渡辺保史氏の遺稿である『Designing Ours「自分たち事」のデザイン』の編集、および、クラウドファンディングプロジェクトにおけるディレクターを務めました。
2001年に出版された『情報デザイン入門』の続編でもあり、2011年の東日本大震災を経て、渡辺さんが考える個と社会との関係性を「自分たち事」と表現し、コミュニティやソーシャルメディアの活用から、そこにある社会との向き合い方についてまとめた内容になっています。
本書籍は、亡くなる直前まで執筆されていた未完成原稿ではありつつも、渡辺さん自身の鋭い指摘とご自身との活動とを重ねながらあるべき社会への可能性について考察した内容を、少しでも読んでもらいたいという思いから、Designing Ours出版世話人会が結成され、クラウドファンディングという形で支援を募り、自費出版という形で書籍の形にすることとなりました。江口は、この出版世話人のメンバーであり、かつ、本書籍の内容を編集するという役割となりました。おかげさまで、485名の方からのご支援をいただき、無事に書籍を出版することができました。
▲故・渡辺保史氏の遺稿「Designing ours:『自分たち事』をデザインする」をオンデマンド出版するプロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/designing_ours
Partner:Designing Ours出版世話人会
Director,Editorial:江口晋太朗(TOKYObeta Ltd.)
Desinger:富田真弓